2011年7月31日日曜日

パウエルストリート フェスティバル 2011年

本日はパウエルストリートフェスティバルに参加しました。 4時に日本語学校の5Fで待ち合わせをし、着替えなどを準備を終え、会場に向かいました。  会場には200人〜300の人が出ており、とても賑わっておりました。  本日のバンクーバーはレインボーフェスティバル、それにバンクーバー花火フェスティバルと3つの大きなイベント行われ、バンクーバーはどこに行っても大勢の人が世界各国から訪れてとても活気に満ち溢れていました。

5時45分から我々の演武がはじまり、有子剣士が田宮流居合術の説明を行い、仙北谷と高村剣士が1本目ー3本目を2二人で動作をいれ技の説明をし、その後、高村、グレッグ、タイで1-3本目、 そして高村が4本目ー5本目を一人演武、最後に仙北谷が6本目ー10本目まで演武いたしました。

田宮流居合術に与えられた時間は30分でしたが、スタートからかたずけまで丁度の時間でした。

演武後会場からは大きな拍手を頂きました。 失われた日本人街には大勢の日本人が住んだ場所です。 バンクーバーは和歌山からの移民が多いと聞きます。 もしかすると田宮流つながりの先人もこの地で剣術の修行をしていたのではと思ったりと、非常に考え深いいい機会でした。  少しでも日本武道の伝承、そして日本とカナダの文化交流の一端になれればうれしい次第です。





高村、グレッグ、タイ


高村一人演武(4本目廻り掛かり、5本目胸の刀)


仙北谷(6本目ー11本目)


左から、グレッグ、高村、ジェームス、有子、ミーガン、リサ、タイ、仙北谷

 

タイ剣士夫妻、彼らはハリウッド俳優と女優でバンクーバーとLAを行き来しています。
彼らは多くの作品に出演しており、最近サラ・リンドさんはスティーブンセガールとの共演で
アンダーカバー刑事役で出演しています。



ピーチのロール寿司、キウイのロール寿司、タイさん、グレッグさんのお気に入り


グレッグさんとサラさん、吸血鬼映画がなぜかお好きなグレッグさん、
映画の話しで大盛りあがり

昼間は弁護士として厳しい表情で仕事をするグレッグさんも今日は
とてもゆっくりしている様子でした。


2011年7月30日土曜日

高村剣士バンクーバー到着 7月29日

7月29日バンクーバー(晴れ)

本日、高村剣士が上海経由でバンクーバーに到着しました。  10時にバンクーバーエアポートを出てレンターカーを借り、仙北谷の自宅に行き、そこから皆でダウンタウンのインペリアルと飲茶レストランで昼食をしました。 本格的な飲茶にとても喜んでいました。 昼食後はレストランから海辺を散歩し5時からの稽古の為、仙北谷の自宅で少し休憩


バンクーバー空港到着



パンパシフィックホテルとコンベンションセンターの海辺で


インペリアル飲茶レストラン、有子剣士と母親


演武の最終稽古(仙北谷、高村が東京から、タイがLAから、バンクーバーのグレッグ)




稽古後はギャスタウンのタパスレストランで乾いた喉をビールで潤して

5時からはバンクーバー日本語学校でグレッグさん、タイさんと待ち合わせし、演武の合せ稽古を行いました。 今年の1月に高村剣士もバンクーバーに指導にしておりましたが、そのころよりかなり上達したグレッグさんを見てとても驚いておりました。  稽古は5時〜8時まで行い、そのあとはグレッグさん行きつけのタパス料理の店で、ムール貝、ソーセージ、コッド、などと様々ビール(カナダ産、アメリカ産、チェコ産)を楽しみ武道談義に花を咲かせました。

来年のパウエル祭りには日本で研鑽している、メンバー(中松さん、野坂さん)にも是非カナダに来ていただきたいとお誘いをいけました。   日本とカナダの文化交流、そして先人達の偉大なる功績を後世につなぐかけはしになれるよう頑張りましょうね。

明日は本番、日頃の稽古の成果を皆で出せるように頑張りましょう。  


仙北谷

2011年7月27日水曜日

田宮流居合術カナダ 7月26日(火)朝稽古/日本語学校

稽古時間: 7時~8時半
参加者: 仙北谷、Greg、Tygh
稽古内容: 礼法、稲妻(1本目)、押し抜き(2本目)、3本目(除け身)

本日の稽古は1本目~3本目を続けて行い、その後はGregさん、Tyghさんのチームでお互いの技の問題点、注意点を細かく確認しながら稽古を行いました。 また、仮想敵を感じ、その緊張感の中での太刀さばきを行う事で、心の修練にも心がけました。

* 詳解 田宮流居合 14代宗家 妻木正麟著  (黒本) より  ↓

居合いとは、日本刀での太刀の抜き方、納め方、撃突、防御などの諸法を居座りのまま行う術である。 そのため居合は抜刀術とも言われた。 元来、武士の嗜みとして、いついかなる場合でも、危機に臨んで、急変に応じ、電光石火一瞬にして敵を制する太刀の遣い方、そして、それに伴う体と心の動きを錬磨する術だったのであります。   


次の稽古が水曜日7時の朝稽古になります。


Tuesday 26 July 2011

Today was the second practice with Tygh, who is now back from Los Angeles.  We are continuing to prepare for Powell Street Festival on Saturday 30 July.  The Powell Street Festival schedule and the map of the Festival area are shown in pictures below.  Tygh and I will perform Inazuma #1, Oshinuki #2, and Yokemi #3  with Takamura Sensei.  So we practised how to do #1, #2, #3 continuously. 

We learned some details about #3 Yokemi.  For instance, as shown in the first picture, Tygh is partway through #3.  At this point, his right knee must be beside his left toes.  In the third picture, I am near the beginning of #3.  The picture shows three important points about this position: (1) the right leg slides back a little bit, so that the right calf is touching the left foot, (2) the saya is pulled forward so the left hand is in the centre of the body, and (3) the tsuba is above the right eye with the hand in front of the head (in order to protect the head if the opponent attacks). 

We also practised some details about Inazuma #1 (no pictures).  The details are about the correct sequence of motions from the beginning of the technique.  They are: (1) in seiza, take 2 1/2 breaths while looking forward, (2) look at the opponent towards the front right side, bring the left hand to the saya, bring the right hand to the tsuka, (3) use the left thumb to push the tsuba and open the sword from the saya, bring the left knee toward the right knee, raise the hips, bring the toes under the hips, (4) draw the sword halfway out, then turn the saya horizontal, (5) draw the sword so that only the kissaki remains in the saya and at the same time bring the right foot in front, (6) stand up, make a cut with the sword as if to cut the opponent's head from the side, and pull the saya backwards on the hip, which helps remove the saya from the kissaki (this is sayabiki and helps prevent saya from being broken).





2011年7月25日月曜日

田宮流居合術カナダ 稽古 7月24日(日曜日)

時間;2時~4時半
指導: 仙北谷
参加: Greg Pun、Tygh Runyan
稽古内容: 礼法、1本目(稲妻)、2本目(押し抜き)、3本目(除け身)、5本目(胸の刀)

日曜日稽古にはLAからTyghさんが参加してくれました。 彼は映画俳優の為LAとバンクーバーを行き来しており、稽古時間をとるのが厳しかったのですが、週末に行われるパウエルストリートフェスティバルへの参加に向けて戻ってきてくれました。  稽古はTyghさんに1本目ー3本目を分解しながら稽古を行い、Gregさんは礼法から3本目までを続けて行いました。

Gregさんは養神館合気道の先生としても週末の演武があり、生徒の指導もしながら居合の稽古にも力を入れてくれています。 このように、熱心なメンバーで稽古を出来ることをとってもうれしく思います。

次の稽古は7月26日の朝稽古(7時~8時半)になります。



グレッグさんはさすが弁護士、型は数回教えるだけて覚えてします。


撞木足を治すのが大きな課題です。


道場から見えるウエストバンクーバーの山々


3人でいい汗をかきました。 29日には日本から高村さんが合流します。
楽しみです。

2011年7月22日金曜日

田宮流居合術カナダ 朝稽古 7月21日(木曜日)

時間;7時~8時半
指導: 仙北谷
参加: Greg Pun
稽古内容: 礼法、稲妻、押し抜き、除け身




Thursday 21 July 2011

Today, again, practice was only Kenny Sensei and me.  We practised Torei, Inazuma #1, Oshinuki #2, and Yokemi #3.  Of course there were many important points about each technique.  However, I will only mention a few now.

First, when we draw the katana out of the saya, when getting ready to make a cut, we must draw almost all the way to the tip of the sword (in Japanese: kissaki made).  For example, at the beginning of Yokemi #3, we draw the sword out of the saya almost to the kissaki, then we bring the sword to in front of the head to block the opponent's front strike.  It is similar in other techniques.

Second, in Yokemi #3, when we make the side strike to our opponent's temple, we use the power of the right hand fingers to turn the sword; we do not use the arm muscles.  This is difficult to do but easy to say.

Third, again in Yokemi #3, when we prepare for and perform the stabbing motion (the blade is upside down, with the right hand near our right ear): the left hand must be in the centre of the body, palm open, ready to receive the top of the katana (the part that is not sharp; in Japanese: mine).  Once the mine is in the left hand, the left fingers close into the shinogi.  When making the stab, the left hand stays in place; it is only the right hand that moves in order to make the stabbing motion.

Greg
 

今日の稽古は斬り付け、鞘引き、手の内に注意をして稽古を行いました。  1本目の稲妻から始まり、2本目の押し抜き、そして今日は3本目に重点を置きました。   

2011年7月20日水曜日

田宮流居合術稽古カナダ 朝稽古 7月19日火曜日

時間;7時~8時半
指導: 仙北谷
参加: Greg Pun]
稽古内容: 礼法、稲妻、押し抜き、除け身

基本に忠実にゆっくりと丁寧に何度も何度も繰り返し稽古をいたしました。 グレッグさんは合気道の有段者な為、後ろ足の撞木と斬りつけた際に姿勢が前傾になる癖があるので、その点に重点を置いて稽古を行いました。 次の稽古は木曜日の朝稽古になります。

熱心なグレッグさんの今後がとても楽しみです。








Tuesday 19 July 2011

Vancouver, BC, Canada



I was very happy today to practice iaido with Kenny Sensei. Today was the second practice with him. Our first practice was Sunday 17 July. On Sunday, we went to a local budo-ya, called Aoi Budogu, in Burnaby. I bought a juban and dogi. I already own a hakama and tabi because of my Yoshinkan Aikido practice. On Sunday, Kenny Sensei showed me again #1-5 waza. These waza are ones that Takamura Sensei showed to me (and others) when he came to Vancouver in January 2011. Today, Kenny Sensei and I practised from 700-830 am. We practised Torei, Inazuma #1, and Oshinuki #2. Kenny Sensei is helping me to learn some different style of movement from Yoshinkan Aikido. For example, in aikido, we hold our body on a small angle with a forward feeling. But in Tamiya-ryu, the body must be kept vertical. Because I am a beginner in Tamiya-ryu, I find this position difficult. Also, the position of feet in Tamiya-ryu is very different from Yoshinkan Aikido feet position. In Tamiya-ryu, it is necessary to keep the feet parallel and on parallel lines about 1 first apart. In Yoshinkan Aikido, we keep our feet on a single line with eh toes pointed outwards. So again, I find this part of Tamiya-ryu difficult. But it is interesting to me to learn that two completely different body positions are both good positions. It depends on our purpose.





Greg


朝稽古前に昨日借りたレンタカーをガスタウンに返し、チャイナタウンを抜け、稽古場である日本語学校に向かいました。 空気が澄んでいてとても気持ちが良かったです。 その際の写真をUPします。



2011年7月18日月曜日

カナダの田宮流居合術

2010年に田宮流居合術をカナダの合気道家に指導を初めてから、1年が経ちました。 仙北谷が指導したメンバーが熱心に稽古をしてくれており、現在3名が基本に忠実に田宮流居合術を研鑽しております。  

 学ぶ側の心得としては、学ぶと決めた時点でまずは一つの事に集中し習得する努力をすること。

日本もカナダも同じですが、社会生活の中では時間を作ることは大変な事です。 限られた時間を大切に、稽古に集中する事が大切です。 また、高段者になるまでは指導者に見てもらい稽古する必要があります。 教わった事を各自反復練習することは必要な事ですが、自己流にならないように、定期的に先輩や指導者に見て頂きましょう。 

まずは型を覚え、その型に磨きを掛けつつ、斬り付け、手の内、腰詰め、足の運び、納刀、姿勢、間、そして精神など奥深い部分まで学んでいきます。 短期間で多くの技を求めるのではなく、正確な理にかなった技を身につけることを大切にしていきましょう。

また、指導する側は熱心に求める生徒に対しては、それに答える姿勢が大切です、 指導する側も自分の技や立場に慢心すること無く常に修練し、技だけでなく、人としても見本になり、生徒から尊敬を得れるだけの人物になるように努力する事が必要です。   

先人が作り上げた技を自分の解釈で変化させることなく、正確に学び、それを次の時代に伝える事が指導者の役目と考えます。  居合道を通じ、己の中の邪を払い、自分自身の心と体を鍛え、健全な社会生活を送る一つの糧にしてくれればと思います。

武器としての刀やその技術を精神と肉体の修行のレベルまで引き上げた居合道の奥深さを感じながら追求する姿勢が大切です。 ある程度習得した時点でも慢心する事なく居合術の向上に役たつ関連性のあることにも目を向け、他の視点から自分の技を追求する事も大切な事です。

8月からはバンクーバーの日本語学校の5Fで定期的に稽古が始まります。 29日には日本からメンバーも参加し、失われた日本人街を偲んで行われるフェスティバルにカナダで初めて田宮流の演武を行います。  

※ この日本語学校は第二次世界大戦で政府の管轄になった日本人街で、ただ一つ日本人に返還された建物になります。  歴史あるこの場所で田宮流居合術稽古が出来ることをとてもうれしく思います。




カナダメンバーのこれからの活躍が楽しみです。